コラム
2014.06.15

望ましい弁護士の選び方

最近、何人もの弁護士に法律相談したが、どの弁護士も違うことを言うので、どの弁護士が言っていることが正しいのか分からなくなったと言って、私にも同じ相談をしてこられる相談者の方が増えてきました。どの弁護士の言っていることが正しいのかと言えば、結論から言うとどの弁護士の言っていることも間違いではない。つまり、やはりどれも正解なのだと思われます。

ただ、到達する結論は、たぶんひとつしかないはずですが、そこへ至る方法論が、各弁護士によって異なるのだと思います。

例えば、難しい法律問題をはらんでいる事案や事実認定や評価がどちらに転んでもおかしくない事案や自分の依頼者の主張の立証が出来るのかどうか微妙な場合に、それを楽天的に考える弁護士もおれば、厳しめに考える弁護士もいます。そういう場合に、一旦内容証明郵便送付によって、相手方の反応を見ようとする弁護士もおれば、いきなり訴訟に打って出れば手っ取り早いと考える弁護士もいるでしょう。あるいは、調停で話し合いをすればよいのではないかと考える弁護士もいるでしょう。これらの方法はいずれも間違ってはおりません。

結局、どういうタイプの弁護士に自分の事件を依頼するかは、弁護士の出してくるアドバイスが、自分の感覚にどれだけ合致しているのかによるのだと思います。

仮に弁護士が、訴訟をやるのが妥当だとアドバイスをして、それが、あなたの感覚にしっくりと来るのであれば、あなたは、その弁護士に自分の事件を依頼をすべきなのだと思います。弁護士費用が安いからと言って、あるいは敏腕弁護士との噂があるからと言って、自分の感覚にしっくり来ない法的手段をとろうとする弁護士に依頼するのは、結局、あなたが最終的に納得のいかない結果になる危険性が高くなると思います。

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